2009年01月19日

『バガージマヌパナス―わが島のはなし―』

『バガージマヌパナス―わが島のはなし―』

またまた、池上永一さんの作品です。
先日、sperryさんに薦めてもらった『風車祭(カジマヤー) 』を探しに、とある書店に行ったのですが、残念ながらありませんでした。がーん
そこで、仕方なしにって訳でもないのですが、『バガージマヌパナス―わが島のはなし―』と『レキオス』をGETパンチ!
その日は、仕事の打ち合わせに取引先へ伺ってたんですが、そこのお気に入りのネーネーとも、お話出来ずじまいのダブルショックぐすん

それはさておき、『バガージマヌパナス―わが島のはなし―』です。
これ、アタリっすアップ
あっという間に読んじゃいました。ダブルショックもなんのそのびっくり!!
金曜日の夜に買って、帰りの電車で読み始めて、土曜日は仕事から帰ってから、夜中2時くらいまで。
たぶん5~6時間で読み切った。他の人がどれくらいの速さで読むのかは知らんけど、僕的には最速ぶーん

主人公は19才の綾乃とその大親友のオージャーガンマー86才。
19才と86才が大親友って普通あり得へんと思うねんけど、でもこの2人のやりとりが実に絶妙キラキラ 
『テンペスト』でも感じたけど、池上永一さんのキャラ設定って、個性豊かだなぁとつくづく感心します。

劇中、三線三線やトゥバラーマがちょくちょく出てくる。
長い間歌い継がれ根付いている唄が持ってる、島の唄の力っていうのかなぁ、人の気持ちを代弁してくれたり、癒してくれたり、楽しませてくれたり、今回もまた琉球文化の素晴らしさを感じてしまいました。

あとは、ユタや御嶽といった信仰にまつわるものが、この物語の大きなテーマになってます。
うちかび旧盆や御香清明祭など暦の行事、先祖や炎神様を大切にする事など、ヤマトの人間には正直難しい所もあるけど、この物語のおかげで、少しは理解できたかなぁと思います。

「ウガンブスク」(拝み不足)って台詞は、かなり響きました・・・胸に手をあてるまでもなくです。
この場を借りて、『ご先祖様ごめんなさい<m(_ _)m>』

物語終盤、オージャーガンマーの様子が変わってからは、僕はウルウルぐすん
それだけはやめて。と思ったが、その通りになってしまったうわーん
最近、涙腺ゆるい、ゆるい(笑)

まっ、結構前の作品やし読んだ人も多いと思うんで、ストーリーとかは割愛です。
気になる人は右ググってくださいね

次こそは『風車祭(カジマヤー) 』だっパンチ!
っとその前に『レキオス』だった。



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Posted by 奈良ワラバー at 23:42│Comments(2)本棚
この記事へのコメント
バガージマヌパナス、ホンマに感動ですよね~。
たしかマンガにもなってたはず。これ読んでレキオス読むと
まったく別モノやけど、レキオスも一旦ハマるとめちゃ吸い込まれます~。
ボクもようやくシャングリ・ラが面白くなってっきたよ♪
あ、カジマヤーは某巨大ショッピングモール内の本屋に並んでるわー(^-^)
Posted by sperrysperry at 2009年01月20日 12:13
>sperryさん
僕が感動できるのも sperry兄さんのおかげですよ!!
いずれ池上ワールドを熱く語り合いましょう!!
Posted by 奈良ワラバー奈良ワラバー at 2009年01月27日 22:32
 
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